いきなりですが
「会社につくしても無駄です。
ぼくは会社の人事を15年ほどやってきたけど、
誰一人たりとも、会社への【忠誠】が報われた
人は、ほとんど見たことありません。
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あなたが武士だったらそれでいい
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もしあなたが江戸時代の武士だとしましょう。
ちょっとイメージしてみましょ。
あなたは刀を腰に差し、ちょんまげを結い、
片手に弁当を入れた風呂敷を持って、
毎日お城や各奉行所などでお仕事を
しに通勤しています。
200年も昔なんだけど、今と同じような風景が
日本にはあったんですね。
そこで殿様(社長)や藩(会社)のために、
ガッツリがんばるわけですよ。
んでもって、お金のかわりに「米」を殿様や藩
から支給されて、それを現金にして生活していたんです。
役職や家柄で貰えるお米の量は決まっていて、
それは先祖代々受け継がれる【給料】だったわけです。
自分の子供や孫に受け継がれる資産だから、
そりゃ~自分を捨てて、主君のために自分を
捨ててがんばる【滅私奉公】でいいですよ。
僕が武士だったら、働きまくってますね。
戦だったら、一番槍で突っ込みますし、
年貢計算の仕事も算盤をはじいて処理します。
なんなら、主君のために仇討ちで
討ち入り中もやっちゃいますよ。
なんせ【報われる】わけですからね。
じゃあ、今のあなたの状況はというと、
自分が会社から貰う給料は引退するときに、
子供に引き継がれますか?
そんな訳ないですよね。
でも、日本のほとんどの経営者は「武士的」
な仕事を求めてきます。
これって、マジにおかしいです。
現代は自分がやってる「労働量」や
「労働の成果」に応じて給料が決まるルール。
でも働き方は「滅私奉公型の武士」になっています。
社員は「家来」ではありません。
そこはハッキリ線引きしておくべきですね。
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15年聞き続けた社長のぶっちゃけ話
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どんなに会社に尽くしていても、社長が気に
入らない人物は、なにかしら理由をつけて
退職に追い込まれます。
15年間、人事をやっていて、そんな光景を
たくさん見てきました。
「仕事が出来る・出来ない」ではなく、
「気に入るか・気に入らないか」です。
「あいつは気に食わん!」
社長のこの一言で終わりです。
ぼくも、実は退職に追い込まれたことがあります。
社長から「社員のモチベーションが落ちて
いるから、君は経営者の目線を持って
モチベーションアップの提案をしてくれ」と
いわれたので、ズバッと提案したら、見事に
社長から嫌われました。
(若かったな~ww)
提案したことは4つ
「給与ルールの文書化」
「昇進ルールの文書化」
「役職ごとの権限の文書化」
「役職が追うべき責任の文書化」
あいまいな基準をすべて文書にして、
全社員に公開して透明化による
モチベーションアップを提言したんです。
クリアじゃないと人は全力を
だしませんからね。
ほとんどの社員は大賛成だったんです
けど、この案はみごとにボツ。
そして僕は退職になりました。
ちなみに、この会社は倒産して世から消えていますw
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あなたの生涯年収は、お幾ら万円?
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そんな会社に【滅私奉公】で尽くすのは、
冷静に考えてリスクが高すぎます。
だったら自分で人生のリスク管理をしてくださいね。
それが出来るなら、あなたは人生は迷う必要はありません。
具体的にリスク管理は何を考えるかというと、
まずは2つの問いです。
【紙、ペン、計算機を用意して考えて】
◆自分のやりたいライフスタイルに
幾らくらいお金が必要?
(計算機と紙を用意して、考えられる
お金を全部まとめましょう)
◆そのお金は会社からの給料で
みたされる?休日は足りる?
【生涯年収参考データ】
※2012年10月~2013年9月末までのDODA調査データ
・営業系:約2億円
・SE:約1億8,000万円
・事務:約1億2,000万円
・美容師:約1億3,000万円
・トラック運転手:約1億3,000万円
この問いで答えが、もし「YES」なら、
がんばって会社で働きましょう。
でも「NO」だったら、次の3つ問いです。
◆じゃあ何をやれば、やりたい
ライフスタイルが実現できるのか?
【考えられることを全部書き出す】
◆書き出した中で、一番有効な方法は?
◆いつまでに実現させたいか?
ここまでハッキリしたら、あとはシンプル。
社長にいい顔して、給料分の仕事はちゃんと
こなしながら、空けた時間でコツコツと夢を
かなえる作業をやっていけばいいだけ。
そのくらいの要領の良さは必要です。
罪悪感は持たなくていいですよ。
だって、社長はあなたの人生は
保証してくれませんからね。
僕はこんな体験をし、考え抜いて
行き着いた結果が
【会社員を続けていてはダメだ!】ってこと。
だから【個人経営でビジネスをする】という選択でした。
あなたが、今は会社員だったとしても、
充分に未来を作る作業は出来ます。
僕に出来てるくらいですから、
あなたにも出来ますよ。