こんにちは。
のりさんこと、黒田典史です。
先日、シドニーから観光で日本に来ていたオーストラリア人家族と出会いました。
渋谷駅で、なんとなく困った顔をしていた家族連れだったので、ちょいと話を聞いたところ、
「自分、ワイフ、娘の三人で行きたいところがあるんだけど、場所が地図を見てもわからないし、誰に聞いても知らない」
ってことらしい。
ん!?行きたい場所?
109かな?ヤマダ電機かな?
なーんて想像をしていたら、出てきた言葉は
「MANDARAKE」
(*´・ω・)ン?ナンジャソリャ?
・・・
・・・
(;゚0゚)ハッ!
あのコミックやTOYショップの「まんだらけ」ですね!
どうやら、
一緒にいた娘さんのリクエストだったそうです。
そりゃ~普通の人に道を聞いてもわかりませんよねw
はるばる南半球から、コミックを買いに・・・
日本のコンテンツは凄えぇ!
そこで、
ボクは場所を知ってたし、ちかくに用事があったので、世間話をしながら道案内をしていきました。
そこで気づいたことがあったんだよね。
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「異なること」を認める
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お父さんの名前は、ショーン(45才)。
金髪、ちょいポチャな白人さん。
<font size=”4″><strong>一緒にいたワイフと娘さんは長美人!!</strong></font>
娘さんの顔をみて
「こりゃ~お母さんのDNAだな」
な-んて失礼なことを思ったねw
でも、
ボクがショーンと娘さんの顔を二度見したので、彼はわかったみたいです。
えらく大笑いしてましたw
むしろ誇らしげにねw
さて、
彼はシドニーで公共バスの運転手の仕事をしているそうです。
東京で言うなら、都営バスの運転手さん。
家は広くて、ワイフ、娘さん、犬2匹、猫1匹、ニワトリ2羽とのんびり暮らしているとのこと。
※オーストラリアには読者さんがいないので、個人情報モロだしですw
20日間をかけて、日本中をうろつきまわっているそうです。
まぁ~日本のサラリーマンから見てみると羨ましいかぎりだね。
「まんだらけ」までは、かなり距離があったし、ガシガシと早く歩くことも出来なかったので、いろいろ話をしてました。
シドニーと東京はどんな街なのか
オーストラリアのいいとこ、日本のいいとこ
お互い経験した、若いころの軍人時代のこと
(彼も下士官経験者だったのねw)
そこで、ふと思ったことがあるのよ。
「フツーに話せてるww」
ちなみにボクは、
海外で仕事をしたり、特権を活用して横須賀の海軍基地の中に遊んでたので、多少は英語は話せます。
でもさ、
何年も海外留学なんてしたことないし、ましてや、バックッパクの旅行で世界中を歩き回ったことはありません。
こたつで、みかんを食べながら幸せ感じてる
「フツーのThe・日本人」
なんだよね。
でも普通に話せるんだよ。
理由は
「異なることを認めてる」からです。
白人さん・黒人さん・黄色人種さん、みんな肌の色は違います。
食べてきた食べ物も、ぜんぜん違う。
育ってきた地域ごとで、持ってる価値観が地政学上すさまじく違います。
だから、
最初から異なる意見・異なる見解・異なる価値観が飛び出すことを受け容れちゃってます。
ボクにとっては「予期せぬ反応が当たり前」なんです。
ビジネスや人との付き合いの中で、「怒り」「憎しみ」「嫉妬」が生まれるのは、
相手が違う人間だと受け容れていないことから始まるのよ。
これが米国みたいに、外見だけ見て米国人かどうかわからない国だったら、「異なること」に対して耐性もあるけども、
日本だと、肌の色と顔つきは、似ています。
だから、
「外見が同じなら、中身も同じ」
と錯覚しちゃうんだよね。
これがまずい!
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「加点式」と「減点式」の評価
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明らかに違うことを最初から知っているなら、人の評価は「加点式」になります。
もともと、ゼロの状態から始まるから、減らせるものなんてないんだよ。
だから、
長所も短所もバランスよく見ることが出来るのね。
でも、
同じ人だと思ってしまうと「減点式」
同じ人という甘えと錯覚があるから、自分と違うことがあると100点の点数から減点しちゃいます。
意識を持たないと、どーしても短所が気になる。
ちがうんだよ。
たとえ、同じ町内で暮らした幼馴染でも違うんです。
それさえ知っていれば、コミュニケーションで悩むことは、ぐっと少なくなる。
最近は、無理して海外留学をしている人がいます。
別に否定もしないし、肯定もしないけど、ただもったいないと思うのね。
履歴書の箔をつけるために、短期留学して、現地では日本人コミュニティとしか触れ合わない。
それだったら、
日本にそのままいて、
茶道や能、狂言に携わる人から教えを請うて、自国の文化に詳しいほうがよっぽど国際人になれます。
ようは、
海外にいたかどうかではなくて
「異なることを認めること」
なんですよ。
「怒り」「憎しみ」「嫉妬」
これらは、リカバリーが出来ない失敗を招き寄せます。
それを防ぐために「異なることを認めること」を覚えておいてね。
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